当たり前ですが、やってみないとわからないことを先に気にして行動を止めていても、生産的ではありません。
かといって、なんでも何も考えずにやってみたらいいわけでもありません。
難しいですよね。でも、メンタルを安定させて合理的な判断をするには、シンプルな思考を持つことが必要です。
リスク許容度の範囲を決める
これをやっているとき、裏では何が起こっているのか、それを続けた結果どうなるのか?
協力してもらうべき相手は誰なのか、最終的な出口はどうするのか、理想的な出口、緊急脱出口は?
想像力を働かせて、最悪から最高の結果まで、あらゆる場面を想定することです。
そして、最悪の想定をリスクの許容範囲の下限として、スタートするわけです。
リスク許容よりも悪くなれば撤退するということを決めておけば、それ以上の損失を出すことは防げますし、想定の範囲内に収まるでしょう。
一番やってはいけないのが、撤退ラインを守らずに戦い続けてしまうことですね。
撤退ラインを決めておかなければ、ズルズルと負け戦を続けてしまうでしょう。
プロスペクト理論というものがあり、、、
人間は、利益を得る喜びよりも、損失を出す時の痛みを2倍強く感じる
という性質があります。そのため、人間は本能的に痛みを避けることを優先してしまい、合理的な判断は出来なくなるのです。
撤退、つまり損切りに関しては、損失を確定させる痛みを伴います。それは感覚だけで、本能だけでどうにかなるものではないということです。
出口なき入口には入るべからず、という格言があるように、あらかじめ撤退ラインを決めておくのが何においても鉄則です。
撤退ラインを決めた上で、やってみる。
確実にうまく行く方法も、確実に失敗する方法も、やってみないことにはわかりません。
恐れから行動を止めないように、挑戦するための撤退ライン、決めていきましょうね。